松尾芭蕉のエピソード
松尾芭蕉の生涯の際立った事柄 芭蕉肖像真蹟 by 渡辺崋山 / Public domain 松尾芭蕉は江戸時代前期の俳人で、俳諧紀行の『おくのほそ道』が世界で愛読される代表作である。芭蕉は生涯に多くの旅に出たが、45歳頃に弟子の河合曾良を伴って江戸から奥州、北陸道へ向かったものが『おくのほそ道』に纏められた。約五ヵ月600里(2400km)の長旅で、数々の名句が収められることで有名である。 関連ページ 松尾芭蕉のプロフィール 松尾芭蕉のキャラクター 北村季吟に師事して俳諧を学ぶ 1662年のエピソード 芭蕉は主君の主計良忠と共に北村季吟に師事して俳諧を学ぶ。年末に詠んだ「春や来し年や行けん小晦日」が最初の句と考えられている。 第一句集の『貝おほひ』を奉納 1672年のエピソード 芭蕉は第一句集の『貝おほひ』を伊賀国上野の菅原社(上野天神宮)に奉納する。三十番の発句合で、宗房の俳号で刊行された。 職業的な俳諧師…